SwiftUI入門記事を書くにあたって、
折角なので0から始めようという人向けに開発環境についても書いてみました。
環境が整っていれば読まなくても結構です。
Mac又はiPadを用意しよう
iOSプログラミングにはMac又はiPadが必須です。
以前はMacが必須でしたが、2021年12月のアップデートでiPadのSwift Playgroundsでもリリース可能になりました。
Mac
本格的に始める方にはMacをお勧めします。
どのMacを買えば良いかについては、M1チップのものを選べばおおよそ大丈夫です。
後は自分の環境に合わせて買いましょう。
私はWindowsマシンも使用していてディスプレイも2枚あるので、
低価格のMac miniを使っています。
ディスプレイがない場合はiMac、持ち運びしたい場合はMacBookなど
ちなみに標準でディスプレイを3枚以上使いたい場合、
M1 Pro、M1 Maxの載ったMakBook Proが必要です。
アダプタやウルトラワイドなどの選択肢があるので
そういった理由で選ぶ必要はあまりないとは思いますが・・・
iPad
既にiPadを持っている方や他の用途がある場合はiPadから入るのも良いでしょう。
Macよりも低価格ですし、アプリ開発を辞めてしまってもタブレットの方が他に使いやすいです。
ただし注意点がいくつかあります。
1つは古い端末では動かない事です。
Swift Playgroundsの動作環境とアプリがテスト出来る環境は異なっており、
Appleから明確に動作環境が提示されていません。
私の手持ちのiPadは型が古かった為アプリのテストは出来ませんでした。
動作報告があるものを調べるか、最新のものを購入するようにしましょう。
2つ目は機能が制限される事です。
iPadではSwiftUIベースのアプリしか作れず、StoryBoardは使用出来ません。
また、現状ではプロジェクト設定が乏しくApp Extensionの追加が出来ないようで、
Siri KitやWidget Kitなどを使った凝ったアプリは作れない様です。
3つ目は外部サービスの使用についてです。
ソース管理などは出来ないのでGit Hubなどは使えませんし、
ライブラリ管理ツールのCocoaPodsも使えません。
この辺りも注意が必要な点です。
上記の様な注意点はありますが、安価で気軽に始められるのは大きな利点ですので、
入門用の選択肢としては良いと思います。
Apple IDを用意しよう
Swiftでのアプリ開発にはApple IDが必要になります。
使用しているものがあればそれでも大丈夫ですが、
本格的に始める場合は開発専用に1つ用意した方がいいでしょう。
なお現在はApple Developer Programは登録しなくても実機テストまでは出来ます。
有償なのでリリースが見込めるまでは登録しなくても良いでしょう。
なお、メールアドレスも必要となるので、
特段こだわりがなければGmailでアドレスを1つ取得しておくと良いでしょう。
後々、FireBaseやAdmobなどアプリ開発に便利なものがあるので、
開発用のGoogleアカウントも1つ持っておくと便利です。
余談ですが、Apple Developer Programの登録には時間がかかるので、
リリースの見込みがあれば早めに登録した方が良いです。
開発ツールをインストールしよう
Xcode(Mac)
開発ツールのXcodeをインストールしましょう。
ソースコードの管理に使うgitも付属しています。
ひとまずはXcodeを入れておけば大丈夫でしょう。
Swift Playgrounds(iPad)
開発ツールのSwift Playgroundsをインストールしましょう。
こちらはiPadOSアプリなので他との連携は基本的に出来ません。
Appleのアップデートに期待しましょう。
ex. GitHubに登録しよう(Mac)
ソースコードの管理にはGitHubが便利です。
個人で使う分には無償でGitHubのサーバにバックアップできるので、
いざと言うときに備えるには丁度いいでしょう。
ただし、gitについて覚える必要がありますし、
GitHubを使用する為の設定も必要なので、
慣れていない方は一旦は後回しにした方が良いでしょう。
折角SwiftUIに興味を持ったのにgitで躓いて嫌になってしまうのは勿体無いです。
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